バーチャルアーティストがいま物理CDを出す意図

バーチャルオルタナアーティストmemexのぴぼです。
この度、memexが1st full concept album「Dear Thinking Nodes」を物理CDでリリースします。
2020年3月1日に開催される音系・メディアミックス同人即売会M3にて初頒布となります。

通販もBOOTHにて行う予定ですが、倉庫管理・発送の関係でお手元に届くのは一カ月以上のタイムラグが発生すると思われます。予めご了承ください。
ダウンロード・ストリーミング配信は通販したCDがご購入いただいた方のお手元に届き始めたタイミングで開始する予定です。

<イベント情報>
M3-2020春
日付: 2020/3/1
場所: 東京流通センター(TRC)
詳細: http://www.m3net.jp/

ここからは、これまでデータ形式での配信を行ってきたmemexが何故いま物理CDをリリースするのかについて書こうと思います。
その理由は、物理的にも感覚的にも「今のmemexをずっと残したいから」です。

まず、Web上に置いてあるデータより物理メディアの方が一般的に長く残る可能性が高いです。
現在memexはBOOTHとTuneCoreというサービスを利用してダウンロード配信・ストリーミング配信を行っています。
前者は直接データを販売できるサービスで、後者はiTunesやSpotifyなどでの配信を代行してくれるサービスになります。
これらに限らずYouTubeやSoundCloudなどもそうですが、Webサービスが10年後も続いているか、データが残っているかは全く保証がなくて、様々な理由でアクセスできなくなる可能性があります。このエントリも10年後に残っている可能性はあまりないと思っています。
それに対してCDは、破損しない限りはずっと再生することができます。

もう一つ感覚的な話として、物理メディアはデータに対して存在強度(?)が高いです。データの保存領域は年々増えていくため、その中の一つのデータの存在強度は相対的に減っていきます。それに対して物理メディアはみなさんの収納スペースという限られた空間の一定の領域を占有するので、存在強度が変わらない、と言えます。

シンプルに言うと、部屋の掃除をしたりするたびに「あーそういえばこれ聴いていたなあ」と思い出してほしいと思っています。

memexの楽曲「Cloud Identifier」では、ある観測対象の「Identifier = 観測対象らしさ」が人々の記憶に存在する限り、その観測対象の存在は実質的に消えないという(ある種使い古された)テーマを歌いました。
先述の理由から物理メディアは記憶を誘発するトリガーとして最も信頼性が高いと考えています。今回1st albumという区切りを物理メディアでリリースし、memexのIdentifierを物質的に残すつもりです。

また、観測する皆さんの存在を紐づけて残すための方法として、皆さんの声をシンガロングとしてCDに収録する企画を行います。
良ければこちらの動画をご覧いただき、memexが存在した証明を一緒に残してくれると嬉しいです。

参加フォームはこちらです。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSefzD-QQ0DhcDxlzidHLsulIDJb6FDr3js5eLhUMSYHerE4qA/viewform?usp=sf_link

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